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擂茶(Lei-Cha)って何ですか? 言葉は聞いたことがありますが、実際どんな物か、どうやって作るかまでは知らない方も多いと思います。今回はその擂茶について紹介して行きたいと思います。また、台湾旅行される方にお薦めのお店(台北にあります)も併せて紹介しておきます。
■擂茶の原料:
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■バリエーション 擂茶は時代と共に変化し、現在は塩擂茶、糖擂茶、清水擂茶、七宝擂茶と 五味擂茶などの種類があり、季節によって加わる物が異なる食べ物(飲み 物)まで変化して来ました。例えば、美容目的であれば、黒ゴマ、黒豆、 夏バテ防止には陳皮、緑豆、白芍、甘草、春には薄荷、夏には金銀花、秋には白扁豆、冬には肉桂といった具合。 擂茶は飲み物であり、食べ物でもある不思議な物です。「茶」という文字が 付きますから、普通、飲み物、点心に分類されますが、地方によって「正餐」としても 使われます。 生茶と書きましたが、一年中に新鮮な茶葉が取れるとは限らないので、お茶の粉末も代用できます。私の場合、いつも龍井茶葉(生ではない)を擂 り鉢に入れて使っています。 緑茶の茶葉、黒ゴマ(白ゴマも可、或いはブレンドも)、ピーナツと砂糖 を擂り鉢に入れて、砕いた後にお湯を加えれば擂茶の出来上がりです。後 はそれぞれの地方の特色、好みによって色々な物が加わります。基本は殆ど一緒です。黒ゴマ、ピーナツと砂糖という材料を見て、美味しい飲み物 である事を連想しませんか。 擂茶粥にする場合、上記の砂糖を入れずに、ご飯(お粥)、塩、食油を加 えれば擂茶粥になります。 擂茶粥の場合、地方によって、炒青菜(野菜炒め)、豆干(硬めの豆腐のような物)、肉類などと一緒に食べたりします。福建省、広東省、湖南省 と台湾ではベースだけは同じで、加えて食べる物が全く違ったりします。 広東省の英徳市(英徳紅茶で有名な所)も擂茶粥を食べる習慣があります。 先程出て来た伝説も少し違いますが、伝えられています。 広東省の客家では、夏バテ、食欲ない時は農民達が昼食に擂茶を食べたり、 武陵の土家族では擂茶を薬として使ったりしていました。現代では、それを科学的に分析し、健康飲料として発売している所もあります。 |