中国茶の世界


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■専門書籍
 
 
 日本語の書籍があれば一番よいのですが、残念ながら日本語で書かれた紫砂壺関連書籍が全くありません。中国茶ブームのおかげで中国茶に関する本や雑誌が氾濫するほど流通していましたが、紫砂の本が皆無です。というわけで、台湾や中国から取り寄せるしか方法がありません。但し、この場合の難点は、中国語が読めないと茶壺の写真しか参考になりませんが。

宜興紫砂珍賞

香港の三聯書店から出版された専門書。

中国工藝美術大師である「顧景舟」が主編。

400ページオールカラーの豪華版ですが、価格は800香港ドル(日本円にして1万円以上)もする高価な専門書です。買うには30分ほど考えてしまうほどです。(^^)

しかし、価格以上の内容がありますので、紫砂壺ファンなら目の保養にぜひ一冊、いやこの一冊だけでもいいので、ぜひ買って置いて下さい。それだけの価値がある書籍です。台湾と中国でも入手可能です。


専門書が高い!と嘆いているとなんと信じられない物が上海古籍出版社から出版されました。

中国紫砂大師

という専門書です。315頁ほどの専門書。日本円でなんと3千円ぐらいの激安。激安&紫砂ブームで第1版がすぐに売り切れてしまったそうです。

中国国家工藝美術大師7人の紹介と代表作が一堂に集まった専門書なので、超お勧めです。

発売記念パーティーではなんと故顧景舟大師以外の6大師が集まり、サインして貰えた嬉しいオマケ付きがありました。わざわざ無錫の会場まで走りました。(^^)


宜興紫砂辞典

タイトル通り、紫砂辞典です。台湾の「唐人工藝出版社」から出された辞典です。1,800台湾ドル。

紫砂壺の歴史、材質、工具、成型技法、人物、名作、専門書など紫砂に関係するあらゆる分野に網羅した一冊です。

中国工藝美術大師である徐秀棠の著書です。

中国紫砂

上海古籍出版社から出され、108元(2千円弱)なので、激安部類に入ります。

紫砂の起源や文化背景、紫砂泥、成型技法、歴代名人、名作、大作家達のエピソード等々非常に為になる一冊です。

上海科学技術出版社から出された物

中国紫砂茗壺珍賞

韓其楼と夏俊偉の共作で、300元です。明、清と近代の名作を詳しく紹介する他、後半の「知識編」は結構役に立ちます。また、作家のサインや使う印鑑も載ってあります。

当代紫砂群英

台湾の「唐人工藝出版社」から出された物。1997年の書籍なので、データが少し古いけど、現代の作家を調べるには非常に役立つ一冊です。作家の資格は古いので無視して読んで下さい。

1,800台湾ドル。約380頁オールカラー。

当代中国紫砂図典

上海人民美術出版社から2003年に出された物で、430頁ほどを使って、現代作家の作品を紹介してあります。528元と少し高めです。

作家の作品集で一番見応えある本

周桂珍紫砂精品集

天津人民美術出版社から出された物で、108元。陶藝大師である周桂珍さんの紹介と素晴らしい作品の数々が載ってます。「ほしいな」と溜息の連発。本が欲しくなるのではなく、本の中に載ってある作品が欲しくなる罪の一冊です(爆)。

陶魂

福建美術出版社から出された本。2001年10月。定価は498元と結構高めです。

300頁弱を使って現代紫砂壺の作家と代表作品の紹介。作者の呉達如さんは宜興出身で、紫砂壺関連書籍を10数冊も出しています。

唐人工藝

台湾の唐人工藝出版社から出された本。10年前に専門書ですが、作家の肩書きを無視すれば、結構役立つ内容なので、興味ある方は買って読んで下さい。1,200台湾ドル。


紫砂陶

台湾の「茶与藝術雑誌社」から出された本。320頁、1,200台湾ドル。

前の50頁ほどは紫砂壺関連知識、その後は現代作家と作品紹介です。10数年前の本で、作家の写真はもっと前の物を使っていますので、へえ?○○さんの若い頃はこんなの、と結構楽しめ?ます。

     
     
     
     
     


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