■詩の解説: |
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皮日休(pi-ri-xiu)は唐代の詩人、襄陽(現在の湖北省襄樊市)出身。字は襲美、号は間気布衣。太常博士。
この詩は皮日休の「茶中十詠」の十首目の詩である。
順番は茶塢、茶人、茶筍、茶えい、茶舎、茶甕、茶焙、茶鼎、茶甌、煮茶。 |
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香りの良い泉の水で点てた茶の湯一合、
初めは連なった珠(たま)が次々と出る
時にはカニの目のような泡が沸き上がる
たちまち、ウロコのようなさざ波が立つ
沸く音は松に雨が降りかかるのと同じ
ホツが重なる時、湯気も翠(みどり)に染まるかと見える
もし、この茶を中山に注いでやれば
千日も酔う事はない筈です
*生きた水、生きた火でこそ旨いお茶 |
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