中国茶の世界
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■解説:
 
 白居易(bai-ju-yi)(772〜847)は中唐の詩人。字は楽天。号は香山居士。山西太原人。日本の「源氏物語」も白居易の「長恨歌」が影響を及ぼしているとか。白居易は詩人だけではなく、お茶の腕もなかなかのようで、自分の事を「別茶人(お茶の善し悪しが分かる人)」と自慢した。「尽日一餐茶両碗、更無所需到明朝」と食後にお茶、目覚めたらお茶...の暮らしぶり。お茶と関係ある詩は50以上を残す。
 
白居易
 ↑上記3行は白居易の3つの詩から取った物。お茶は白居易にとっていかに日常であるかはよく分かる内容。
 *食事が済んだら一眠り、起きたら2杯のお茶を飲む(食後より)。
 *終日一食にお茶2杯、明日までもう何も要らない(閑眠より)。
 *遊んだ後に一眠り、起きたらお茶1杯(何処堪避暑より)。
 員外は官名の一種。渭水は渭河、黄河の支流。

 蜀茶(蜀は現在の四川。蜀茶は四川蒙山茶を差します。若返りの効能があると言われていたので、古くから珍重されていました)が届いたので見てみると、その新しさに驚くばかり。渭の水(長安の北を、東へ流れる川の事。清らかな水として有名で、明渭とも呼ばれます)で淹れて頂くと、納得(なるほど)の珍味です。カメ一杯の乳のようなお茶は、じっくり賞味するのが良い(飲んでしまうのは勿体ないぐらい)。ましてや、春たけなわの今、(酒渇人とは)酒に酔って喉が渇いている人(この場合、作者である白居易自身を指す)には尚更結構(お茶の貴重さ)。
 
 *春深酒渇人:春は季節の春ではなく、酒を指す解説もあります。よって、この場合、「酒飲みの自分にとって、この新茶が一層貴重さが増す」という意味になります。



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