■解説: |
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白居易(772〜847)は中唐の詩人。字は楽天。号は香山居士。山西太原人。日本の「源氏物語」も白居易の「長恨歌」が影響を及ぼしているとか。白居易は詩人だけではなく、お茶の腕もなかなかのようで、自分の事を「別茶人(お茶の善し悪しが分かる人)」と自慢した。お茶と関係ある詩は50以上を残す。 |
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山泉煎茶有懐 (山泉にて茶を煎ておもい有り)の訳:
ゆっくり腰を下ろし、清らかな水を酌み、 目の前でミドリの茶を立てる。
この一杯の美味しい茶を、茶好きの親友に届けたくも術がない。
*瑟瑟は碧緑色。 塵は抹茶、茶粉。
*無由は機会がない、すべがない。
*陸羽は「「山水上、江水中、井水下」」の評価する。山泉は山からの湧き水。 |
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