中国茶の世界
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■解説:
 
 蔡襄(1012〜1067)は宋代の書家と文人。字は君謨で、興化仙游(福建省仙游県)人。宋の4大書道家の一人。楷書、行書と草書が得意とする。お茶の腕も一流とか。お茶に関する著書「茶録」を書き残す。
 
 この「試茶」は蔡襄の「北苑十咏」の中の一首。
 
 春着を着て、赤い旗をなびかせて行き、散らばって青い森の中に入って行く。

 先に山の北側の崖に入る事を自慢し、新しい茶の芽が手に一杯摘める。

 競争して竹カゴ一杯の茶葉を抱えて帰り、山の雲気が溢れる茶の芽を卸す。



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