中国茶藝
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武夷茶藝


   

■武夷茶藝についての解説:
1:お客様を上座まで案内する。主人(あなた)がお茶を淹れる。
2:日本茶道にもお香を立てる事。嫌いのであれば、省略する事もできる。現地の御茶園という茶藝館では行っています。
3:古代は琴など楽器を演奏するが、現代は古典音楽CDを流すこともある。
4:頂く茶葉を茶荷などに出し、お客様に見せ、できれば詳しく説明する。
5:水を沸かす。陸羽の茶経では「山水上」と書いてありますので、山泉の水を活火で沸かすと、美味しいお茶を点てる重要な条件、水と温度、使われる柴など奥深い。「井水下」とされるのは、井水の硬度が高いからだ。
6:お湯が沸いたら茶壷(蓋碗やグラスなどの茶具)を温める。孟臣は有名な紫砂壺作家の名前です。現代でも孟臣壷イコール紫砂壺というぐらい有名。
7:烏龍は茶葉の事だ。烏龍入宮は壷の中に茶葉を入れて行く。茶葉を茶則などを用いて茶壷に入れていく。直接手で茶葉を触らない。
8:お湯を注ぐ時にできるだけ高い所から、茶葉をジャンピングさせながら行うことが大事。
9:茶壷の蓋や茶道具を用いて、アク(泡)を外側へ出す事は春風拂面。
10:壷の蓋をして上からお湯をかける。内外の温度を保つ。
11:湯飲(や聞香杯)にお湯を注ぎ、温める。また清潔である事を見せる。若深は有名な茶杯作家の名前です。
12:茶船(茶盤)から茶壷を出す時、壷の(外側)底に付いてある水を取る。茶壷の底を茶船の縁を数回、時計周りで擦る。(運壷とも呼ぶ)これをしないと水がお茶を一緒に茶海や茶杯に入ってしまう。逆時計周りだとお客様に「帰ってくれ」という意味になる。
13:関公巡城:は茶湯を一気にではなく、交替で少しずつ茶杯に入れて行く。茶海を用いない場合が特に重要。茶湯の濃さを均等にする為。関公は三国志で有名な蜀の武将。
14:茶湯は最後の一滴まで出す。最後の一滴が「精華」と言われる。また各茶杯の量の調整にもなる。
15:三龍護鼎:お茶を飲む時、親指と人差し指で茶杯を持ち、中指で茶杯の底に軽く当てる。
16:お茶の湯色を観賞する。
17:香りを嗅ぎ、楽しむ。
18:色を見る、香りを楽しんだ後に戴く。お茶を飲む。
19:二煎目を点てる。
20:ゆっくり味わう。
21:三煎目。
22:岩韻を悟る。
23:茶請け、点心類を出す。お茶の味を邪魔しない物が良い。また、茶請けは日本茶道と違って、最初に出さない。お茶を数煎味わってから出すのが一般 的である。
24:ゆっくり飲みながら、茶請けを頂き、岩茶の世界に浸る。
25:踊りを見たり、詩や歌を。日本で言うと俳句を。昔の文人達がこのような優雅な時間を通 じて、たくさんの素晴らしい茶詩や茶歌を作られたのでは。
26:茶葉1本を取り、お湯を注ぎ、茶杯の中に泳がせ、楽しむ。
27:ご馳走の感謝をする。普通、帰る時は立って、最後の一杯を飲み、お礼を言う。

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