私達が現地でのテスティングは勿論、日本に帰ってからも日本の水に合うか(水の硬度が異なります)等のテスティングを繰り返してから発売します。殆どの場合テスティングは3人以上で行います。ここにその方法を書いて置きます。参考になればと思います。
- テスティング用の茶器を用意します。専用の評選用セットがあれば、それを使いますが、なければ蓋碗などの磁器やガラス物を用意する。テスティングの場合紫砂壷は避けましょう。
- 時間を計る時計類を用意します。音で知らせる機能付きの物があれば尚良い。
- テスティングする茶葉を同じ量用意します。面倒でも1グラム単位計れる物で計った方が良いでしょう。
- 茶葉を入れ、お湯を注いだらすぐに蓋をし、ストップウォッチをスタートさせます。すぐに2つめの茶器にお湯を注ぎます。
- 設定時間に来たら、注いだ順に茶湯を素早く別の茶碗に移して、蓋を取って香りを嗅ぎ、レンゲなどでテスティングします。
*台湾の高山茶3グラムに対し、150ccの熱湯をかけ(茶葉とお湯の比例は1対50)、5分間を蒸らします。茶葉の種類を見て量と蒸らす時間を変えたりします。
*可能であればお茶は一人で淹れて、前もって茶碗の下に茶葉の名前をシールして置き、一緒に評価する人に情報を教えず、「先入観」のない公平的な評価をしましょう。
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