6大茶
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■黄茶:(中国茶経では軽発酵茶と分類)黄茶は緑茶の製茶失敗から出来た物と思われます。明代の「茶疏」(下を参照)という茶書の中にその記載がありました。本来、失敗した物は「僅供下食」(身分の低い人への飲み物)ですが、その「焦味」と「悶黄」を好む人が居る為、結局、黄茶が中国六大茶の一つにまで発展して来ました。

 
 
 黄色い水色(茶湯)黄色い茶葉(中国語では黄湯黄叶)のお茶、代表的な物は湖南省洞庭湖産の君山銀針、四川省の蒙頂黄芽、安徽省の霍山黄芽、湖南省の北港毛尖などがあります。茶葉の嫩度と大小によって、黄芽茶、黄小茶と黄大茶の3種類に分ける事が出来ます。

 緑茶に似ていますが、緑茶とは別の奥の深い味わいがあります。お湯を注ぐと茶葉が浮き沈みます。中国の長編白話小説「紅樓夢」(著者は清代の曹雪芹)にも登場しています。

 *唐代の皇帝への極上献上茶リストの中に「寿州(安徽省)の霍山黄芽茶」がりましたが、製法は蒸青緑茶と思われます。

名 称: 君山銀針
読み方: jun-shan-yin-zhen
産 地: 湖南省洞庭湖
形 状: 芽茶
品 種: 君山種(中生種)
茶 樹: 灌木型
歴 史: 清という時代から
その他:  
産地図


君山銀針

君山銀針




産地図
名 称: 霍山黄芽
読み方: huo-shan-huang-ya
産 地: 安徽省大別山
形 状: 雀舌(と例えられ)
品 種: 霍山金鶏(晩生種)
茶 樹: 灌木型
歴 史: 1971年から復活。
陸羽の茶経にも登場しましたが伝承が途絶えた(清では貢茶として)。
その他: 唐の「国史補」の中に登場







名 称: 蒙頂黄芽
読み方: meng-ding-huang-ya
産 地: 四川省蒙山
形 状: 扁平
品 種:  
茶 樹:  
歴 史: 西漢から
その他: 唐から清まで貢茶として
産地図



■黄茶の製法
  【摘採・採青】
茶葉を摘む作業。
  【萎凋】
日光萎凋(摘んだ茶葉を広げて日光に当てる事) と 室内萎凋(室内に茶葉を広げて酸化発酵を進める事)
  【殺青】
茶葉に熱を加えて、発酵を止める作業。
  【揉捻】
お茶を揉み、発酵を促す作業。
  【初?】
解説文。
  【悶黄】
解説文。
  【復?】
解説文。
  【悶黄】
解説文。
  【乾燥】
解説文。
     
  以上は参考の製法で、全ての黄茶が同じ過程を経て出来上がるのではありません。
君山銀針は殺青、攤涼、初(火+共)、初包、復(火+共)、攤涼、復包、足火の過程を経て製茶され、蒙頂黄芽は殺青、初包、復炒、復包、三炒、堆積、攤放、四炒、(火+共)焙の過程。
霍山黄芽は殺青、初(火+共)、攤放、復(火+共)と足(火+共)の過程のみで製茶されています。

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