中国茶6大茶
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 プーアール茶(緊壓茶)の中、散茶と小沱茶以外の物は、殆ど解すという作業が必要です。沱茶、餅茶、磚茶、班禅緊茶、千両茶などがこれにあたります。普通、これらのお茶は一番外に包装紙があり、包装紙を開けると中に内票があり、またお茶の表面に内飛が見える形で埋め込んであります(内票と内飛のない物もあります)。では早速解す作業に入りましょう。

  1. 包装紙を開け、内票と内飛があれば外します。埋め込まれた内飛が綺麗に取れない物もありますが、慌てず解す時にゆっくり取りましょう。
  2. お茶の表面をよく確認しましょう。白い粉状(白霜:カビ)のような物がないかを確認してください。特に陳年物などは保存状態によっては、お茶として飲めない物も存在します。後は人為的に作り出した湿蔵茶も発生したりします。
  3. 年代物の餅茶、沱茶、磚茶や班禅緊茶の場合はハケなどで表面のほこりを落とします。
  4. 専用の茶刀があれば茶刀を使い、なければ千本通し、ドライバーセットなどの代用品を使って、無理せず、ゆっくり丁寧に解していきます。堅めの物もありますので、怪我しないように注意しましょう。
  5. 多くのプーアール茶は表面と内側の茶葉は等級の違う物を使用してプレースされてますので、飲む度に解すよりも一気に解し、専用の茶缶に入れた方が、外側と内側の茶葉を(均等に)混ぜられますので、お勧めします。また、飲む時に解すよりも、1、2週間前に解して置く方がより美味しく頂けるとされています。これを「醒茶」と呼ばれます。

 
解す道具を用意  
解す道具を用意
     
 
上からではなく側面から  
無理せず、ゆっくり丁寧に
     
 
一気に解して置くことを薦めます  

     
 台湾では「普耳茶刀」という専用の解す道具まで販売しています。日本ではなかなか入手できないと思いますが、専用の物でなくても解す事ができます。封筒を開ける時に使う物か、千本通し、ドライバーセットなどで代用できる物を使って下さい。

 一番大事な事は無理せず、ケガしないように注意して解して下さい。(*ケガしても責任が負いかねますのでご注意下さい!)また、お子様の手の届かないところに保管し、プーアル茶をほぐす目的以外に使わないで下さい。沱茶や鐡餅など非常に硬くて解しにくい物もございますので、くれぐれも無理をしないで下さい!

 先端が鋭い物が苦手という方は包丁で切っても構いません。茶葉は細かくなってしまいますが、安全第一です。

 層に沿ってゆっくり丁寧に解せば
 茶葉を傷つけず非常に綺麗に解す事が可能です。
 
 
台湾特製のプーアール茶
専用茶刀です
 
封筒開け用の物ですが、非常に使いやすい
ので愛用しております
   
 
中国ではこれを使って解している人も多いが
あまり使いやすくありません。
 
専用ものが無くても上のような
代用品でも解せます
     
 
これでも解せます。竹製  
2004年の中国製
     
 
中国製茶刀  
高級バージョン
     
 
中国製茶刀  
中国製茶刀


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