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 広大な中国には、さまざまな銘茶を生む気候風土があり、悠久の歴史、文化とこうした土壌がおいしい中国茶を作り出していると言われています。  中国には1千種類以上もあると言われるお茶がありますが、その色や発酵の度合いによって緑茶、紅茶、黒茶、青茶、白茶、黄茶と大きく6つに分けることができます。
 また、中国茶経によると緑茶、紅茶、烏龍茶、白茶、花茶、緊圧茶と速溶茶と七つに分ける方法もあります。この場合、輸出が殆どされていないからか黄茶が入っていません。また黄茶は緑茶に分類されるべきだという唱えもあったりしますが、まあ、日本では次のような分け方が最も一般的のようです。
 

■緑茶:(不発酵)中国で一番生産量が多く、また、品種の多さも世界一を誇っています。一番広く渡って作られているお茶は緑茶です。代表的なものは浙江省の龍井茶や江蘇省の碧螺春などがあります。他の中国茶と違って、沸騰した熱湯ではなく、80〜85度ぐらいのお湯で淹れます。浙江省杭州市の西湖のある泉に湧く水で入れる龍井茶は、絶品とされています。

■紅茶:(全発酵・完全発酵)紅茶は完全発酵茶で、独特の深い色と香りが特徴。ヨーロッパで人気のラプサンスーチョン(正山小種、小種紅茶)が一番最初だと言われています。その後いろんな工夫紅茶が続々と発売されました。
蘭のような香りを持つ安徽省産の祁門(キーモン・キーモン)紅茶はインド産のダージリン、スリランカ産のウバと並んで世界三大紅茶です。その他に、江西省の「寧紅工夫」、湖北省の「宣紅工夫」や四川省の「川紅工夫」などが有名です。ミルクや砂糖を入れずにストレートでいただきましょう。

■黒茶:(後発酵・推積発酵)緑茶、紅茶に続いて中国で生産量 の多い黒茶は、後発酵茶です。黒茶は独特の古びた香りが特徴。体内の脂肪を洗い落とし、血液中のコレステロール値を下げ、血液循環がよくなると言われています。代表的なものは日本でもおなじみのプーアール茶。通 常プーアール茶はワインと同じく、年代の古いものが高い。

■青茶:半発酵茶で、日本人におなじみの烏龍茶は青茶です。代表的な物は大紅袍などの武夷岩茶(ミンペイ)と、鐡観音、黄金桂などのミンナン烏龍と、広東省の鳳凰単叢、そして凍頂烏龍茶、文山包種、東方美人などの台湾烏龍茶があります。烏龍茶の魅力はまずその香り!そしてマイルドな甘みとしっとりとした口当たり。更に飲んだ後に返って来る「回甘」がたまりません!ただ残念なことに日本では清涼飲料水の烏龍茶がメジャーな為、本来の味と香りが伝わっていないと思います。
 台湾銘茶紀行の作者である平野久美子さんが青茶の烏龍茶について、次のように述べています「・・・茶腕の蓋を私の鼻先に近づけた。香りを嗅いだ瞬間、老舖の薄暗い店内が、きらめく世界に変わった。南国の島の奥深く、人が近づくこともない瀧つぼの周りに、群生して咲く白いジンジャーの花、花、花。そのまっただ中へ降り立ったようなカグワシさに、私は陶然となった。こんな清らかで官能的な香りが茶葉から沸き上がるとは信じられなかった・・・」。
 大げさだと否定する方もいるかもしれません。しかし、良い茶葉と伝統式功夫茶の入れ方で一度味わう機会があれば、きっとあなたも納得するでしょう。
 *烏龍茶の主要産地は福建省、台湾と広東省で、品種が異なる為、ミンペイ烏龍、ミンナン烏龍、広東烏龍と台湾烏龍の4大烏龍茶になります。

■黄茶:(後発酵・推積発酵)黄色い水色のお茶、黄湯黄葉、代表的なものは湖南省洞庭湖産の君山銀針や安徽省産の霍山黄芽、四川省の蒙頂黄芽などがあります。緑茶に似ていますが、緑茶とは別の奥の深い味わいがあります。お湯を注ぐと茶葉が浮き沈みます。中国の長編歴史小説「紅樓夢」にも登場しています。
茶経では黄茶を黄芽茶、黄小芽、黄大芽と3つに分けています。

■白茶:(軽発酵・弱発酵・微発酵)発酵の過程を経ず、摘んだ茶葉を揉まずにその場で乾燥させてしまう、いわば日干しのお茶。新芽はうぶ毛のように白い毛がある品種が多いことから白茶と呼ばれます。代表的なものは白毫銀針や白牡丹などがあります。中国では、体内の悪い毒を取り、解熱作用があるとされ、夏にも好んで飲まれています。

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■花茶6大茶の中には入りませんが、中国茶の花茶も忘れてはいけません。上の6大茶は基本茶と呼ばれ、それらを元に再加工した物は「再加工茶」に分類されます。
 花茶には、花だけのタイプと、いろいろな中国茶葉に、花の香りをつけた或いはブレンドした物などがあります。福建省福州の白龍珠をはじめ、龍井緑茶にジャスミン香りを移した茉莉龍井、烏龍茶にキンモクセイをブレンドした桂花烏龍、白茶の王様と言われる銀針白毫のジャスミンタイプもあります。


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